就職や面接の時に必ず必要になるのが「履歴書」です。
履歴書でその人の印象が大きく左右されますので、非常に重要な書類の一つなのですが、
正直今まで沢山の履歴書を見てきましたが、きちんと書けている人はごく少数です。
最近ではどこの会社でも履歴書の内容よりも職務経歴書を重視するところの方が多く、
求職者の方でも履歴書は職務経歴書より軽視されがちです。
きっちり丁寧に書くことは勿論ですが、自己分析能力や、きちっと文章をまとめる力も必要になります。
履歴書作成時に、いくつかの重要なポイントに注意することで、採用担当者に良い印象を与えることができますので、主なポイントを上げてみます。

1. 正確な基本情報の記載

• 名前や住所：正式な名前や現住所を正確に記載します。略字などは使わず、正式な字を略さずきっちり記載してください。採用された後も履歴書は会社に残り、保険証やその他重要書類作成にも使われることがありますので、注意してください。
• 連絡先：電話番号やメールアドレスは正確に記載し、間違いがないように確認します。メールアドレスは、ビジネスにふさわしいものを使用するのが望ましいです。

2. 写真の選び方

• 清潔感のある写真：スーツやフォーマルな服装を着用し、背景がシンプルな証明写真を使用します。最近の写真（出来れば１カ月以内）を選び、過度に加工されたものは避けるようにしましょう。出来ればプロに撮影してもらった物が印象も良くするので良いでしょう。写真のサイズも履歴書にあったサイズにして、写真の裏に名前を書き、その上できちんと糊付けしてください。

3. 職歴や学歴の記載方法

• 時系列で記載：最近では、最新の職歴や学歴を上にし、古い順に下に並べる「逆時系列」で書くのが多くなってきております。
• 職歴の具体性：職歴は具体的に、どのような業務に携わり、何を達成したのかを簡潔に記載しましょう。実績やスキルを数字や具体例で示すことが効果的です。その時の具体的な目標や結果なども記載すると分かりやすいでしょう。

4. 職務内容の説明

• アクションワードを使用：達成した業務や成果を表現する際に、「管理した」「リードした」「改善した」など、行動を強調する動詞を使うと良いです。経験をアピールしたい方は職務内容の説明が一番重要となりますので、より具体的な内容を的確に伝えることが大事になります。
• 成果を数値化：できるだけ定量的なデータで示し、例えば「売上を20%増加させた」など、具体的な実績を強調します。

5. 誤字脱字のチェック

• 誤字脱字はプロフェッショナルな印象を損ねるため、履歴書を書いた後は必ず見直し、ミスを修正します。

6. フォーマットに注意

• 統一されたフォントや文字サイズ：読みやすさが重視されるため、フォントサイズやスタイルは一貫して統一しましょう。過剰な強調やカラフルなフォントは避けます。
• 余白の確保：見やすく整ったデザインにするため、適度な余白を残して、詰め込みすぎないようにしましょう。

7. 希望職種に合ったスキルの強調

• 求人内容に関連したスキルや経験を特に強調することが重要です。応募する職種に関連のないスキルや情報は省略するか、簡潔にまとめます。

8. 職歴が少ない場合

• 新卒者や経験が少ない場合は、アルバイトやインターンシップでの経験、学業で得たスキルやプロジェクト経験も積極的にアピールしましょう。

履歴書は応募者の第一印象を決める重要な書類ですので、誠実かつプロフェッショナルな内容にすることがポイントです。
嘘、大袈裟、まぎらわしい、等の表現はトラブルの元となりますので、アピールしたい気持ちは分かりますが、絶対に止めてください。


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