介護施設が潰れる理由はなんですか?
2025.01.14
ここ最近、介護事業所の倒産や閉鎖をよく耳にします。
介護施設の利用者は、日本人口の高齢化を背景に年々増加しております。
業界的に活気づいてもいいはずですが、実際はその逆で、経営難、倒産になる企業が増えてきております。
【介護事業所が経営難・倒産に陥る原因とは】
介護事業所の経営難・倒産が急増した背景として、新型コロナウイルスの影響、人手不足、物価高、介護報酬の改定が間に合っていない、などの原因が考えられます。
コロナウイルスの問題などは解消しつつありますが、人手不足は介護業界にとって深刻な問題です。
年々人手不足は深刻化しており、全国的に多くの施設で人手が足りておりません。
介護スタッフの高年齢化も進んでおり、このままでは日本の介護事業自体が破綻する日がくるかもしれません。
外国からの人材も入ってきておりますが、円安の影響もあり、それもそこまで進んでいないようです。
介護の仕事は特に日本の若者に人気がなく、若者離れが進んでいます。
介護を若者に魅力ある仕事に変えていかなければ、この傾向は益々加速していくでしょう。
そのためには、賃金や待遇の向上は勿論ですし、介護ロボットの導入など新しい技術の導入も不可欠でしょう。
政治的にも介護の地位向上も図っていく必要があります。
すぐには難しいでしょうが、日本人の意識も変えていく必要があるので、少しでも皆さんにそういう意識を持ってもらいたいですね。