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労働力としての外国人の課題について

2025.04.22

当社が取り扱う医療や介護の分野でも外国人労働者が徐々に増えてきました。
そのような情勢の中、当社は登録支援機関登録も行い、外国人の採用も少しづつ進めております。
労働力としての外国人受け入れには、日本の人手不足を補う大きなメリットがある一方で、さまざまな課題もあります。
以下に主な問題点をまとめてみました。


◇ 労働力としての外国人の主な課題

1. 制度の問題:技能実習制度の限界

  • 技能実習制度は「技術移転」が目的とされていますが、実際には安価な労働力の確保として利用されている側面が強いです。

  • 実習生の権利保護が不十分で、長時間労働や低賃金、パワハラ・暴力といった問題も報告されています。

  • 逃亡・失踪する実習生も多く、制度への信頼性が問われています。

2. 言語とコミュニケーションの壁

  • 職場での日本語コミュニケーションに苦労するケースが多く、業務の伝達ミス孤立感につながります。

  • 研修やマニュアルが外国語対応されていない職場も多いです。

3. 長期的なキャリア形成が困難

  • 多くの外国人労働者は短期契約で、更新のたびに不安を抱えています。

  • 日本でキャリアアップしたくても、在留資格の制限により希望の職に就けなかったり、転職の自由が限られています。

4. 生活支援体制の不足

  • 住宅・医療・教育などの生活基盤サポートが不十分な地域が多く、トラブルや不安を抱える原因になります。

  • 地域とのつながりが薄いため、孤独感やストレスからメンタル面の問題に発展することも。

5. 企業側の受け入れ体制の未整備

  • 外国人を雇うことに慣れていない企業も多く、文化の違いへの理解や教育体制が不十分なケースもあります。

  • サポートする担当者の負担が大きく、現場でのギャップが発生しやすいです。


◇ 今後の課題と方向性

  • 技能実習制度の代わりに検討されている「育成就労制度」では、より人権を重視した枠組みが求められています。

  • 多言語対応の拡充、労働者としての権利の明確化長期的に日本で働ける仕組みの整備が重要。

  • また、外国人を「一時的な労働力」としてではなく、「地域や職場の一員」として受け入れる文化の醸成が不可欠です。


日本人の労働力が減少している中、外国人に頼らざるをえない状況ですが、
日本の受け入れ態勢がまだ確立されていないことで、色々と問題も起こっているようです。
難民などの受け入れと違い、労働力の受け入れは日本の維持・発展のためには色んな分野で必要となってきております。
いかに上手くその制度や仕組みを理解し、取り入れていくかで今後の地域が、日本が、変わっていくと思います。
まずは地域の発展のために、出来ることは当社でも取り組んでいきたいと思います。


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