このお話は、カラスのガーと、ペンギンのぺぺの物語です。
ぺぺが、水たまりで、気持ちよさそうに、行水をしていると
カラスのガーがやってきました。
ガー 「おい、お前、気持ちよさそうに、何をやってるんだ?」
ぺぺ 「やあ、カラスさん、行水だよ。
とっても気持ちが、いいんだよ」
ガー 「水を浴びて気持ちがいい、本当かな?」
ぺぺ 「ほんとだよ」
ガー 「でも、雨が降ったら、雨宿りするしなあ。
どうも、信用できないあ。
でも、あんなに、気持ちよさそうに、してるしな。
本当に本当にだな?」
ぺぺ 「ほんとだよ、いい気持ちだよ」
ガー 「じゃあ、俺も行水しよう、いくぞ、それっ!」
ガーは水たまりに飛び込みました。
ガー 「なんじゃこら、気持ちが悪いぞ」
ガーは一目散に逃げて行きました。
ペペ 「カラスの行水とは、ここいらから、始まったということです。」
おしまい